マニラの白タク詐欺に注意——在比日本人と進出日本企業が知るべき安全な移動と配車アプリ対策

マニラの白タク詐欺の手口と対策を徹底解説。在フィリピン日本人や進出日本企業向けに、配車アプリの使い方、スマホを守る方法、被害時の初動まで、現地の安全な移動術を実務目線で紹介します。

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フィリピン永住権・マニラ在住13年以上 / 移住・ビザ・ビジネスを日本語でサポート

マニラの白タク詐欺に注意——在比日本人と進出日本企業が知るべき安全な移動と配車アプリ対策

マニラの「白タク詐欺」で外国人がスマホを奪われた——安全な移動と、在比日本人がいますぐできる備え

マニラで相次ぐタクシー詐欺の手口と、在フィリピン日本人・日本企業が今すぐ取れる安全対策を解説します。配車アプリ活用やスマホを守る具体策まで実務目線でお伝えします。

マニラを訪れたタイの著名なコンテスト優勝者2人が、メーターを使わない「タクシー」の運転手に遭遇し、最終的にスマートフォンを奪われる被害に遭いました。観光客に限った話ではなく、マニラで暮らす私たち日本人にとっても、毎日の移動と身の安全に直結するできごとです。どんな手口だったのかを整理し、現地でどう動けば被害を避けられるのかを具体的にお伝えします。なお本記事は2026年6月23日時点の公開情報をもとにしており、捜査の進展や状況は変わりうるため、最新の公式発表もあわせてご確認ください。


Part 1: このニュースが、あなたの暮らしにどう関係するか

このニュースの背景と、在比日本人にとっての意味

今回被害に遭ったのは、ミスター・タイランド・ユニバースの称号を持つナッティルット・スリチャットワニッチさんと、モデルのリサ・マイヤーさんです。2人はマニラ国際ファッションウィーク(MIFW)に出席するために来比していました。コンビニの前に停まっていたタクシーを拾ったところから、被害が始まったと報じられています。

手口の中心にあるのは「スマートフォン」と「乗り換えの連鎖」でした。最初の運転手はメーターを使わないと告げ、地図で見ると違う方向へ走り出します。その後「車が故障した」と言って別のタクシーを呼び、道案内のためにスマホを見せたところ、そのまま走り去られてしまいました。観光客だけの問題に見えますが、流しのタクシーを拾う場面はマニラで暮らしていれば誰にでもあります。だからこそ、自分ごととして読んでおく価値があります。

在比日本人にとっての意味は大きく2つあります。1つは、移動手段の「初期設定」をきちんと整えておくことの大切さです。私は東京から到着したばかりの50代男性の携帯購入をお手伝いしたことがあります。評判の安定したGlobe(グローブ)を選び、端末は7,500ペソ(概算で約2万円弱)、SIMはパスポートでの本人登録が必須で、まずはプリペイドで100ペソ(概算で約260円)からチャージして、その日のうちに開通しました。配車アプリで車を呼ぶにも、地図で自分の位置を確認するにも、まずは通信が使えるスマホが土台になります。もう1つは、トラブルに遭ったときの相談先と窓口を、あらかじめ知っておくことです。言葉が通じにくい場面ほど、落ち着いた初動が被害の大小を分けます。

要点を整理する

本記事は2026年6月23日時点の公開情報をもとにしています。被害の状況や捜査の進み具合は変わりうるため、断定はせず、最新の発表をご確認ください。

項目内容
何が起きたか来比したタイのコンテスト優勝者2人が、メーターを使わない「タクシー」でスマホを奪われた
いつ2026年6月13日
どこでマニラ首都圏。被害届はマカティ市バンカルの交番
被害者ナッティルット・スリチャットワニッチさん、リサ・マイヤーさん
来比の理由マニラ国際ファッションウィーク(MIFW)への出席
手口メーター不使用→わざと遠回り→「故障した」と乗り換えを繰り返し、道案内でスマホを見せたところ走り去られた
奪われた物スマートフォン(iPhone 17 Pro Max)
警察の対応速やかに対応し、現場へ同行、CCTV映像などの証拠確保に動いた
主催者の呼びかけ信頼できる配車アプリの利用をすすめた

INQUIRER.net — 「Thai pageant winners who visited Manila fall victim to 'taxi scam'」(2026年6月23日) この表は情報提供を目的に、公開情報の事実をもとに作成したものです。詳細は上記リンクの元記事をご確認ください。


関連: フィリピン移住の移動はGrabが定番|マニラでの使い方・料金・注意点 で詳しく解説しています。

Part 2: あなたの暮らしへの影響と、現地での動き方

在比日本人としての動き方

今回のような被害は、いくつかの基本を守るだけで大きく避けられます。マニラ特有の事情をふまえて、現地での動き方を順に整理します。

まず、移動の基本を配車アプリにそろえます。Grab(グラブ)のようなアプリで車を呼ぶと、運転手と車両が記録に残り、走行ルートも追えます。料金も事前に表示されるので、降りるときに金額でもめることもほとんどありません。

次に、流しのタクシーを拾うときは、メーターの使用を必ず確認します。「メーターは使わない」と言われたら、その車には乗らず、配車アプリで呼び直しましょう。コンビニや路上に停まって客待ちしている車ほど、慎重になったほうが安心です。

そして、スマホは絶対に他人の手に渡しません。道案内が必要なときも、自分の手で画面を持ったまま見せます。行き先は、あらかじめスクリーンショットを撮っておくか、住所を紙に書いて渡すと、スマホを手放さずに伝えられます。

走行中は、自分でも地図アプリでルートを確認します。明らかに違う方向へ進んでいたら、その場で声をかけ、人通りの多い場所で降りる選択も持っておきます。

もし被害に遭ってしまったら、最寄りの交番(police substation)へ向かいます。今回も警察は速やかに対応し、CCTV映像の確保に動きました。「親切に署まで送る」と申し出てくる見知らぬ車には乗らず、人に道を尋ねて自分の足で交番へ行くほうが安全です。あわせて、携帯会社に連絡して回線を止め、必要なら大使館にも連絡します。

段取りやることマニラ特有の注意点
移動の既定を決める基本は配車アプリで呼ぶ運転手・車両・ルートが記録に残る。料金も事前表示
流しのタクシーメーター使用を確認、拒否なら乗らない停車して客待ちする車ほど要注意。呼び直す
スマホを守る他人に渡さず、自分の手で見せる行き先はスクショや紙で。手放させる誘導に乗らない
ルート確認地図アプリで進行方向を見る違う方向なら明るい場所で降りる判断を持つ
被害時の初動交番へ届け出、回線停止、大使館へ連絡「送る」と申し出る知らない車には乗らない

よくある失敗と対策

マニラの移動でつまずきやすいのは、たいてい同じ3つの場面です。具体的に見ていきましょう。

1つ目は、急いでいるときにメーターなしの車に乗ってしまうことです。

NG例: 雨が降っていて急いでいたので、「メーターは使わない」と言われたけれど、そのまま乗り込んでしまいました。

OK例: メーターを使わないと言われた時点で乗るのをやめ、屋根のある場所で配車アプリを開いて呼び直しました。数分待つだけで、安全と料金の両方が守れました。

2つ目は、道案内のためにスマホを運転手に手渡してしまうことです。今回の被害も、まさにここが入口でした。私は携帯購入のお手伝いをするとき、必ず「スマホは自分の手から離さない」ことをお伝えしています。端末は7,500ペソ(概算で約2万円弱)でも、中の連絡先や銀行アプリまで含めれば、失う痛手はずっと大きくなるからです。

NG例: 運転手が場所に詳しくないと言うので、地図を見せるためにスマホを渡してしまいました。

OK例: スマホは自分の手に持ったまま画面を向け、行き先はあらかじめ撮っておいたスクリーンショットや紙のメモで示しました。

3つ目は、トラブルのあとに現れる「親切な見知らぬ車」に乗ってしまうことです。

NG例: 「警察署まで送る」と申し出てきた車に、助かったと思って乗り込んでしまいました。

OK例: 知らない車には乗らず、近くの人に道を聞きながら自分で交番へ向かいました。怪しいと感じたら、その直感を優先しましょう。


関連: マニラ・マカティの治安は実際どう?現地在住者が教える安全なエリアと防犯対策 で詳しく解説しています。

Part 3: もっと深く知る

関連する用語・制度

配車アプリ(スマホで車を呼ぶサービス)は、マニラの移動でいちばん頼りになる手段です。Grab(グラブ)が広く使われていて、運転手と車両、走行ルートが記録され、料金も乗る前に表示されます。利用にはスマホと通信回線が必要なので、到着後はまず携帯とSIMを整えておくと安心です。

白タク(正規の許可がない、またはメーターを使わない不正なタクシー)は、見た目が普通のタクシーと変わらないことも多く、注意が必要です。今回のように、停車して客待ちをしている車や、メーターを断る車には近づかないのが無難です。

交番(police substation)は、地域ごとに置かれた警察の小さな拠点です。今回の被害届も、マカティ市バンカルの交番に出されました。事件の現場近くにあることが多く、被害に遭ったときの最初の駆け込み先になります。フィリピン国家警察(PNP)が全体を管轄しています。

たびレジと在留届は、日本人が安全情報を受け取るための登録です。短期で来る人は外務省の「たびレジ」(旅行の登録システム)に、3か月以上滞在する人は在フィリピン日本国大使館への在留届に登録します。私自身も、自分の分もお客様の分も必ず出すようにしています。治安や災害の領事メールがこの登録を通じて届くので、いざというときの初動が変わります。

マニラ国際ファッションウィーク(MIFW)は、今回の2人が来比したきっかけのイベントです。主催者は、海外からの招待客に対して、安全のために信頼できる配車アプリの利用を以前から呼びかけていたと述べています。


Part 4: よくある質問(FAQ)

マニラのタクシーはすべて危ないのですか?

そんなことはありません。きちんとメーターを使う良心的な運転手も大勢います。ただ、停車して客待ちをしていたり、メーターの使用を断ったりする車は、用心したほうがよいのも事実です。日常の移動は配車アプリを基本にして、流しのタクシーは「メーターを使うか」を確認のうえで利用すると安心です。

配車アプリを使うには何が必要ですか?

スマホと、通信が使えるSIMが要ります。数日の滞在で外でもスマホを使いたいという相談には、私は現地でスマホを買い、合うSIMを入れて、お金をチャージする手順をおすすめしています。空港近くのショップで「スマホでネットを使えるようにしたい」と伝えれば、登録まで全部やってくれて、10分ほどで済みます。SIMはパスポートでの本人登録が必須で、まずはプリペイドで少額からでも始められます。

スマホを奪われたら、まず何をすればよいですか?

最寄りの交番に被害届を出し、受理の控えを必ず受け取ってください。並行して、携帯会社に連絡して回線を止め、銀行アプリや決済アプリのパスワードも変えておくと安心です。被害の内容によっては、在フィリピン日本国大使館に相談するのもよい方法です。落ち着いて順番に動けば、二次被害をかなり減らせます。

空港から市内への移動は、どうするのが安全ですか?

空港の正規のタクシー乗り場や、配車アプリの指定ピックアップ場所を使うのが基本です。到着前にアプリを入れておくと、現地での手間が減ります。マニラの空港は混雑で知られ、手続きものんびりしているため、時間にゆとりを持って動くと、焦りからくる判断ミスも防げます。

被害に遭ったとき、日本語で相談できる先はありますか?

来比前に、外務省の「たびレジ」または大使館への在留届を済ませておくと、緊急時の情報が日本語で届きます。事件や災害のときは大使館に情報が集まるので、登録しているかどうかで初動が変わります。言葉の壁が不安なときは、通訳や同行を頼める相談先を、移住の早い段階で見つけておくと心強いです。


活用のコツ(3 Tips)

スマホは「自分の手から離さない」を習慣にする 道案内のときも画面を自分で向けるだけにして、行き先はスクリーンショットや紙のメモで示しましょう。今回の被害の入口は、スマホを手渡したことでした。この一点を守るだけで、被害の多くは防げます。

日常の移動は配車アプリを既定にする 流しのタクシーは「メーターを使うか」を確認のうえで使い、迷ったら配車アプリで呼び直します。運転手と車両、ルートが記録に残るので、安心して乗れます。

来比前に、たびレジか在留届の登録を済ませる 短期なら外務省の「たびレジ」、長期滞在なら大使館への在留届を登録しておきましょう。治安や災害の情報が日本語で届き、いざというときの動き出しが早くなります。


ボーナス: マニラ日本人サポートの活用法

「現地の移動が不安」「トラブルのときに頼れる先がほしい」という方に向けて、マニラ日本人サポートでは移住・生活まわりのお手伝いをしています。次のステップとして、たとえばこんなご相談ができます。

到着後の携帯購入やSIMの本人登録、配車アプリの初期設定への同行をお手伝いします。賃貸の内見や契約、銀行口座の開設、ビザの手続きなど、移住の段取り全般もまとめてご相談いただけます。万一トラブルに遭ったときの通訳や、警察・窓口への同行も承ります。

日本語だけで完結しますので、まずはお気軽にご相談ください。初回相談は無料です。


参考・出典

この記事を書いた人

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運営者 / フィリピン永住権を持つマニラ在住の日本人

  • 東京都出身・生粋の江戸っ子(3代目)
  • フィリピン永住権を取得し自らマニラへ移住(在住13年以上)
  • 移住・ビザ・会社設立・現地生活を実体験
  • 相談から定着まで日本語で一貫サポート

フィリピン永住権を持ち、自分自身がマニラに移り住んだ日本人です。ビザ・住まい・銀行・役所など、はじめての土地でつまずきやすいところを、自分の経験と現地の人脈で一つずつ解きほぐします。記事は「現地で実際にどうなのか」を等身大でお伝えします。ご相談は初回無料・日本語だけで完結します。

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