台風インデイでメトロマニラ各市が対面授業停止|在比日本人の防災・在宅勤務の動き方

台風インデイと南西モンスーンによるメトロマニラの対面授業停止を、在フィリピン日本人向けに解説。休講時の確認手順、在宅勤務や停電・断水への備え、住まい選びの注意点まで実務目線でまとめました。

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フィリピン永住権・マニラ在住13年以上 / 移住・ビザ・ビジネスを日本語でサポート

台風インデイでメトロマニラ各市が対面授業停止|在比日本人の防災・在宅勤務の動き方

台風インデイと南西モンスーンでメトロマニラ各市が対面授業を停止——在比日本人の子育て・在宅勤務・防災はこう動く

2026年7月10日、台風と南西モンスーンによる大雨でメトロマニラ各市が休講を発表しました。在フィリピン日本人が子育て・在宅勤務・防災でどう動くべきかを実務目線で整理します。

2026年7月10日(金)、台風インデイと南西モンスーン(ハバガットと呼ばれる季節風)による大雨で、メトロマニラ(首都圏)の多くの市が対面授業を取りやめました。カロオカンやマラボン、ケソン市など広い範囲で公立・私立を問わず休講となり、市によっては市役所の業務や午後の授業だけを止めるなど、対応が細かく分かれています。お子さんの学校がある家庭はもちろん、在宅勤務や送り迎え、買い物の予定にも直接ひびく話です。本記事は2026年7月10日時点の公開情報をもとにしており、状況は刻々と変わりますので、最新の公式発表もあわせてご確認ください。


Part 1: このニュースが、あなたの暮らしにどう関係するか

このニュースの背景と、在比日本人にとっての意味

フィリピンでは、雨季になるとハバガット(南西モンスーン)が湿った空気を運んできます。そこへ台風が重なると雨脚が一気に強まり、今回のように首都圏の各市が相次いで休講を決めることになります。今回はカロオカンやマラボン、ケソン市、パラニャーケなど、多くの市で対面授業が止まりました。子育て中の家庭にとっては、当日の朝に予定が大きく変わる出来事です。

在比日本人にとって、この話は「子どもの学校」だけにとどまりません。休講の判断は市ごとに違い、対面だけを止める市もあれば、オンライン授業まで止める市もあります。市役所の業務が一部止まる市もありますので、ビザや証明書の手続きで役所に行く予定があると、その日は動けないことがあります。在宅勤務の方は、大雨で通信や電気が不安定になれば仕事にも影響します。つまり今回のニュースは、暮らし・手続き・仕事のすべてに関わる、身近な防災の話なのです。

私がマニラへ移住した2013年ごろは、「台風はフィリピン本土には上陸せず、かすめるだけだ」とよく言われていました。ところが10年ほど前から、本土に直接上陸する台風が増えてきました。私自身は頑丈なコンドミニアム(分譲マンション)に住み、5階建てのショッピングモールのすぐ近くなので、台風で大きく困った経験はありません。それでも台風は毎年のように被害を出しており、住む場所や建物の頑丈さで安全がまるで変わると実感しています。

要点を整理する

今回の休講は市ごとに対応が分かれています。主な内容を、元記事の事実をもとに一覧にまとめました。

市・地域主な措置
カロオカン、マラボン、バレンズエラ、サンフアン公立・私立の全学年で対面授業を中止
マリキナ対面授業に加え、オンライン授業も停止
マニラ市幼稚園から高校(Senior High School)までの対面授業を停止
ナボタス就学前から高校までの対面授業を停止
マンダルヨン停止対象に代替学習制度(ALS)も含めた
ケソン市公立校(幼児発達センター、幼稚園、1〜12年生、ALS)で対面停止。私立と高等教育機関は各自の判断
バレンズエラさらに市役所の業務も停止(緊急・災害対応の部署を除く)
パラニャーケ、ラスピニャス、パサイ公立・私立の全学年で授業を停止
パテロス幼児発達センターから高校まで授業を中止
パシッグ市幼稚園から高校まで、午後の対面授業を停止(デイケアとALSを含む)。PAGASAの予報を受けた防災部署の勧告による
タギッグ幼稚園から高校まで、午後の授業を停止(早期児童ケアセンターを含む)

Manila Bulletin — 「Several Metro Manila cities suspend face-to-face classes due to inclement weather」(2026年7月10日)

この表は情報提供を目的に、公開情報の事実をもとに作成したものです。詳細は上記リンクの元記事をご確認ください。被害規模や進行中の状況は変わりますので、最新の公式発表をご確認ください。


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Part 2: あなたの暮らしへの影響と、現地での動き方

在比日本人としての動き方

休講のニュースが出たら、あわてず順番に確認していけば大丈夫です。ここでは、当日に落ち着いて動くための手順を5つに分けて説明します。

まず、お子さんの学校からの連絡と、住んでいる市の発表を必ず確認してください。今回のように市ごとに対応が違うので、隣の市が休みでも自分の市は違うことがあります。次に、その休講が「対面だけ」なのか「オンラインも含む」のか、「午前だけ・午後だけ」なのかを見分けます。パシッグ市やタギッグのように午後だけ止めた市もありました。三つめに、送り迎えや在宅勤務、通勤、役所の予定を組み直します。バレンズエラのように市役所の業務が止まると、手続きは別の日に回す必要があります。四つめに、気象と防災の情報を、SNSではなく公式の一次情報で追います。五つめに、大雨のときは停電と断水が起きやすいので、水や電気が止まっても困らないよう先に備えておきます。

やることフィリピンでの注意点
学校と市の発表を確認する市ごとに判断が違います。自分の住む市の公式ページや連絡を最優先で見ます
対面・オンライン・午前午後の別を見分ける「休講」でも代替授業(オンラインなど)がある場合が多く、家で受講が必要です
送り迎え・仕事・役所の予定を組み直す市役所業務が止まる市があります。ビザや証明書の窓口は別日に回します
公式の気象・防災情報を追う台風の警報レベル(シグナル番号)は必ずPAGASA(フィリピン気象庁)で確かめます
停電・断水・通信断に備える大雨では電気と水が止まりやすいです。飲み水や生活用水、モバイルバッテリーを用意します

金額の目安として、防災用の飲み水はウォーターサーバー用の5ガロン(約19リットル)ボトル1本と、小さなペットボトル1ケースを切らさない程度でよいです。停電に備える大容量モバイルバッテリーは、機種にもよりますがおおむね₱1,500〜₱4,000(日本円でおよそ4千〜1万円、あくまで概算です)で手に入ります。相場は変わりますので、買う前に最新の価格を確認してください。

関連: マニラ移住後のインターネット事情|マカティのオフィス回線速度と契約の進め方 で詳しく解説しています。

よくある失敗と対策

フィリピンの休講や大雨で、在比日本人がつまずきやすい点を3つ挙げます。どれも先に知っておけば避けられます。

一つめは、「休講だから今日は何もしなくてよい」と思い込むことです。今回の各市の発表でも、多くの市が学校に代替授業への切り替えを求めています。家でオンライン授業や課題に取り組む必要があるので、通信環境の準備を忘れると子どもが授業に出られません。

NG例: 休講の知らせを見て安心し、子どものタブレットもネットも用意せず、午後の代替授業に間に合わなかった。

OK例: 休講の連絡が来た時点で学校の指示を読み、オンライン授業のリンクと通信の準備を朝のうちに整えておいた。

二つめは、SNSのうわさだけで動いてしまうことです。フィリピンではSNSの情報が速い反面、誤った内容も混ざります。台風の警報レベルや休講の有無は、必ず公式で確かめてください。

NG例: 友人のSNS投稿だけを見て「学校は休み」と決めつけ、実際は自分の市は通常どおりで遅刻させてしまった。

OK例: PAGASAと自分の市の公式発表を確認してから、送り迎えの予定を決めた。

三つめは、冠水しやすい立地を軽く見た住まい選びです。フィリピンは場所によって水はけが大きく違います。以前、私が住むコンドミニアム周辺は、強い雨が降ると車のタイヤの高さあたりまで水が来て、道路が必ず水浸しになっていました。ところが5年ほど前に排水の整備が進み、それからは道路の冠水がまったく起こらなくなりました。

NG例: 家賃の安さだけで決め、雨季に入ってから毎回のように玄関前が冠水し、通勤も送り迎えも難しくなった。

OK例: 契約の前に、雨の日の道路の様子や過去の浸水の有無を近所の人や管理室に聞き、水はけのよい立地を選んだ。


Part 3: もっと深く知る

関連する用語・制度

ハバガット(habagat/南西モンスーン)は、フィリピンの雨季に湿った空気を運んでくる季節風です。これ自体でも大雨になりますが、今回のように台風が重なると雨脚が一段と強まり、各市が休講を判断することになります。反対に乾季の北東の風はアミハンと呼ばれます。雨季と乾季の違いを知っておくと、住まい探しや旅行の時期選びに役立ちます。

台風のシグナル番号(Signal No.)は、台風の強さと危険度を示す警報レベルです。番号が上がるほど風雨が強く、学校の休講や交通の乱れにつながります。発表するのはPAGASA(フィリピン気象庁)で、休講の判断も多くの市がこの予報をもとに決めています。私は台風のときの警報レベルを、必ずPAGASAの公式発表で確かめるようにしています。

ALS(Alternative Learning System/代替学習制度)は、通常の学校に通えない人のために用意された学びの仕組みです。今回のニュースでも、マンダルヨンやケソン市などが休講の対象にALSを含めたと伝えられています。日本にはない制度なので、名前だけ見て戸惑う方もいますが、要は「学校の別ルートの学び」だと考えれば分かりやすいです。

Alternative Delivery Modes(代替授業)は、対面授業を止めたときに切り替える、オンラインや課題ベースの学び方です。パシッグ市のように、同期(決まった時間にオンラインで受ける形)と非同期(各自の時間に課題を進める形)のどちらかで進めるよう学校に求める市もあります。休講でも学びは続くという前提で準備しておくと安心です。

DRRMO・NDRRMC(防災の担当部署)は、市や国の防災を担う組織です。今回パシッグ市は、市の防災部署(DRRMO)の勧告を受けて休講を決めました。国の防災の司令塔がNDRRMC(国家災害リスク削減管理評議会)です。避難や警戒の情報がここから出るので、大きな災害のときは名前を覚えておくと情報を追いやすくなります。


Part 4: よくある質問(FAQ)

子どもが通う私立校は、市が休講と発表しても休みになりますか。

市によって扱いが違います。今回のケソン市では、公立校を対面停止としつつ、私立校と高等教育機関は各自の判断に任せると伝えられています。私立に通わせている場合は、市の発表だけで決めず、学校からの連絡を必ず確認してください。判断が分かれる日ほど、学校の一次連絡がいちばん確実です。

休講の日は、仕事も休みになりますか。

学校の休講と、会社や役所の業務停止は別の話です。今回はバレンズエラが市役所の業務も止めましたが、これは市が個別に決めたものです。在宅勤務の方は仕事が続くことが多いので、大雨で回線が不安定になる前提で準備しておくと安心です。私は固定のFiber(光)回線をメインに、Globeの携帯回線のテザリングをサブにして2回線を確保しています。台風で片方の基地局が落ちても、もう一方で粘れたことが何度もありました。

休講や台風の正確な情報は、どこで確認すればよいですか。

台風と気象はPAGASA(フィリピン気象庁)、休講は住んでいる市の公式発表が一次情報です。速報の速さは、RapplerやInquirer、ABS-CBNやGMAといった現地ニュースで補うとよいです。SNSは速い反面、誤りも多いので、警報レベルなどは必ず公式で確かめてください。私はいつもこのやり方で情報を追っています。

台風のとき、日本人どうしで情報を共有する方法はありますか。

日本人向けのFacebookグループが役立ちます。台風のときは「無事ですか」「停電や断水はありますか」と声をかけ合い、安否や被害の状況を確かめ合っています。誰かの地域が停電していれば、別の地域の人が様子を教えるという形で、お互いの状況がすぐ分かります。こうしたゆるいつながりが、いざというときの初動でとても役に立ちます。あわせて、住んでいるコンドの管理室が出すViberやMessengerのお知らせも、館内の停電や浸水を知るいちばん速い手段です。

大雨や台風に備えて、家では何を用意しておけばよいですか。

飲み水は、ウォーターサーバー用の5ガロン(約19リットル)ボトルを予備に1本、小さなペットボトルを1ケース、切らさないようにしておくと安心です。マニラ・ウォーターやマニラッドといった水道会社の断水が、予告なく起きることがあります。ポリタンクに生活用水をためておけば、トイレや洗い物に回せます。停電に備えるなら、大容量のモバイルバッテリーとソーラー充電式のランタンがあると心強いです。コンドは停電すると給水ポンプも止まり、そのまま断水になることが多いので、停電と断水はセットで備えておくと安心です。


活用のコツ(3 Tips)

住む市の公式ページとお子さんの学校の連絡先を、今日スマホに登録しておく 休講は当日の朝に発表されることが多いです。市の公式ページと学校の連絡手段をすぐ開けるようにしておけば、朝のあわただしい時間でも落ち着いて判断できます。

PAGASAと現地ニュースを「お気に入り」に入れ、SNSは補助として使う 台風の警報レベルや休講の有無は公式で確かめるのが基本です。SNSは速報として便利ですが、最終判断は公式に置くと、うわさに振り回されずに済みます。

雨の日の道路の様子を、住まい選びの段階で確かめておく フィリピンは場所によって水はけがまるで違います。契約の前に、過去の浸水や雨の日の冠水を近所や管理室に聞いておくと、雨季の暮らしやすさが大きく変わります。


ボーナス: マニラ日本人サポートの活用法

台風や大雨、休講にまつわる暮らしの困りごとは、現地に慣れていないと判断に迷うものです。マニラ日本人サポートでは、フィリピン永住権を持ち自らマニラに移住した日本人が、日本語だけで完結する形でお手伝いします。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

このテーマに関連して、たとえば次のようなことをご相談いただけます。

  • 雨季でも安心して暮らせる、水はけや立地を踏まえた住まい探しと内見の同行
  • 停電や断水に強い部屋選びや、固定回線と携帯を組み合わせた通信の二重化の相談
  • 在留届やたびレジの登録、台風時の情報の追い方など、いざというときの備えの整理

参考・出典

この記事を書いた人

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運営者 / フィリピン永住権を持つマニラ在住の日本人

  • 東京都出身・生粋の江戸っ子(3代目)
  • フィリピン永住権を取得し自らマニラへ移住(在住13年以上)
  • 移住・ビザ・会社設立・現地生活を実体験
  • 相談から定着まで日本語で一貫サポート

フィリピン永住権を持ち、自分自身がマニラに移り住んだ日本人です。ビザ・住まい・銀行・役所など、はじめての土地でつまずきやすいところを、自分の経験と現地の人脈で一つずつ解きほぐします。記事は「現地で実際にどうなのか」を等身大でお伝えします。ご相談は初回無料・日本語だけで完結します。

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