日本のビザ発給手数料が7月1日から5倍に|在フィリピン日本人と家族・スタッフの対応策

日本のビザ発給手数料が2026年7月1日から約5倍に値上げ。一次・数次ビザの新料金、フィリピン人の手数料免除の扱い、7月1日前の前倒し申請まで、在フィリピン日本人と進出企業向けに動き方を整理しました。

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フィリピン永住権・マニラ在住13年以上 / 移住・ビザ・ビジネスを日本語でサポート

日本のビザ発給手数料が7月1日から5倍に|在フィリピン日本人と家族・スタッフの対応策

日本のビザ発給手数料が7月1日から5倍に:マニラの日本人と、フィリピン人の家族・スタッフはどう動くべきか

2026年7月1日から日本のビザ発給手数料が約5倍に。マニラ在住の日本人やフィリピン進出企業が、配偶者・家族・現地スタッフの渡航で取るべき具体策をわかりやすく解説します。

日本政府が、外国人向けのビザ(査証)発給手数料を2026年7月1日から大きく引き上げると決めました。1回かぎりの一次ビザは3,000円から15,000円へ、何度でも入れる数次ビザは6,000円から30,000円へと、いずれもおよそ5倍になります。日本人ご本人は日本へ入るのにビザが要らないので直接の負担はありませんが、フィリピン人の配偶者やご家族、現地スタッフを日本へ呼ぶ場面では関わってきます。本記事は2026年6月22日時点の公開情報をもとにしています。手数料や運用は変わることがあるので、手続きの前にかならず最新の公式発表をご確認ください。


Part 1: このニュースが、あなたの暮らしにどう関係するか

このニュースの背景と、在比日本人にとっての意味

今回の値上げは、日本の外務省がビザ発給手数料を見直したものです。手数料は1978年から据え置かれてきました。茂木敏充外相は、長年の物価上昇と為替の変動を反映させたと説明しています。新しい料金は2026年7月1日以降に提出する申請から適用され、それより前に出した申請はこれまでの料金で処理されます。

マニラで暮らす日本人にとって、この話は「自分には関係ない」で終わりません。日本へ向かうフィリピン人を身近に持つ方が多いからです。たとえばフィリピン人の配偶者が日本のご実家を訪ねるとき、フィリピン人スタッフを日本の研修や出張に出すとき、義理のご家族が観光で日本へ行くときなどに、ビザの手続きと費用が話題になります。

ここで大切なのが、観光などの短期滞在については、フィリピン国籍の方のビザ発給手数料がこれまで免除されてきたという点です。元記事も、フィリピン人の短期滞在ビザは手数料が免除され、代わりに申請を扱う取扱手数料を支払う形だと伝えています。今回の値上げ後もこの免除が続くのかどうかについては、報道機関が日本大使館に確認を求めている段階です。短期の観光であれば影響は小さいと見られますが、断定はせず、申請の前に大使館や認定旅行代理店で最新の扱いを確かめるのが安全です。

一方で、日本で働く、学ぶ、家族として暮らすといった長期の在留に関わるビザは、免除の対象から外れることが一般的です。さらに今回の値上げは大きな見直しの一部で、日本では在留資格の変更や永住許可にかかる手数料の上限を引き上げる動きも進んでいます。フィリピン人の配偶者を日本へ呼んで一緒に暮らしたいと考えている方には、こちらの動きも関係してきます。

私がお手伝いした方に、日本で20年ほど美容師をしていて、マニラで美容院を開いた男性がいます。フィリピン人の女性と結婚し、奥さま名義の法人と13(a)ビザ(フィリピン人の配偶者を持つ外国人向けの永住的なビザ)を組み合わせて、完全に合法な形に整えました。こうしたご夫婦は日本とフィリピンを行き来する機会が多く、奥さまが日本へ渡るときには、まさに今回のような手数料や免除の話が身近な問題になります。日本人とフィリピン人の家庭にとって、このニュースは生活の延長線上にあるのです。

関連: フィリピン移住で観光ビザ更新に疲れたら|配偶者向け「13aビザ」のメリットと申請の流れ で詳しく解説しています。

要点を整理する

項目内容
決定2026年6月19日の閣議で承認
適用開始2026年7月1日以降に提出する申請から
一次ビザ(1回入国)3,000円 → 15,000円(おおよそ₱1,131 → ₱5,657)
数次ビザ(複数回入国)6,000円 → 30,000円(おおよそ₱2,263 → ₱11,315)
値上げの理由1978年以来の据え置きで、物価と為替の変化を反映
フィリピン人への影響短期の観光ビザは従来、発給手数料が免除。今後の扱いは要確認

Philstar.com — 「Japan approves five-fold increase in visa fees for foreign nationals」(2026年6月22日)

この表は情報提供を目的に、公開情報の事実をもとに作成したものです。詳細は上記リンクの元記事をご確認ください。ペソ換算はおおよその目安で、その時々の為替で変わります。


関連: 【フィリピン就労ビザ】観光ビザから切り替えは可能?マニラで働くための基礎知識 で詳しく解説しています。

Part 2: あなたの暮らしへの影響と、現地での動き方

在比日本人としての動き方

この値上げにどう向き合うかは、「誰が、どんな目的で日本へ行くのか」で決まります。日本人ご本人はビザが要らないので、まずはご自身の周りで日本へ渡る予定のあるフィリピン人を思い浮かべるところから始めましょう。

最初に、関係する人がいるかを整理します。配偶者やご家族、会社のスタッフなど、日本へ行く予定のフィリピン人がいるかどうかを確認します。誰もいなければ、今回の値上げが家計や事業に直接ひびくことはありません。

次に、その人の渡航目的を確かめます。観光や短期の親族訪問であれば、フィリピン国籍の方は発給手数料がこれまで免除されてきたので、影響は小さい可能性があります。ただし免除の今後の扱いははっきりしていないため、ここで決めつけないことが大切です。

そのうえで、7月1日より前に申請できるものは前倒しで出します。仕事や留学、長期の在留など免除の対象になりにくいビザは、6月中に申請まで終えられれば、これまでの料金が適用されます。締切は「申請を提出した日」が基準になるので、書類をそろえる時間も逆算しておきましょう。

さらに、最新の手数料と免除の扱いを公式の窓口で確認します。フィリピンでは、短期滞在ビザの申請は個人で大使館へ直接行うのではなく、認定された旅行代理店を通すのが基本です。発給手数料が免除されても、代理店に支払う取扱手数料は別にかかるので、合計でいくらになるかを事前に聞いておくと安心です。

最後に、一次ビザと数次ビザのどちらが得かを費用で比べます。何度も日本へ通う予定があるなら、1回ごとに一次ビザを取り直すより、数次ビザのほうが結果的に安くなることもあります。渡航の回数と目的から、どちらが合うかを落ち着いて選びましょう。

段取りやることフィリピンでの注意点
関係者の確認日本へ行く予定のフィリピン人がいるか整理する日本人本人はビザ不要。家族やスタッフが対象になりやすい
目的の確認観光か、仕事・留学・長期在留かを分ける観光の短期はフィリピン国籍は従来免除。扱いは要確認
前倒し申請7月1日より前に申請を提出する締切は「提出日」基準。書類準備の時間も逆算する
公式確認大使館や認定旅行代理店で最新料金を聞く発給手数料が免除でも取扱手数料は別途かかる
ビザ種類の比較一次ビザと数次ビザを費用で比べる渡航回数が多いなら数次のほうが割安になることもある

よくある失敗と対策

ひとつ目は、「日本人だから関係ない」と思い込み、家族やスタッフの渡航直前に慌てるという失敗です。日本人ご本人はビザが要りませんが、フィリピン人のご家族やスタッフが日本へ行くときには手続きが必要です。直前になって料金や書類で困ることがあります。

NG例:自分には関係ないと考え、妻の日本行きの手続きを出発の数日前まで放っておきました。

OK例:日本へ行く予定のある家族やスタッフを早めに洗い出し、必要なビザと費用を前もって確認しました。

ふたつ目は、「ビザ発給手数料の免除」と「代理店の取扱手数料」を混同してしまう失敗です。発給手数料が免除でも、申請を扱う旅行代理店への手数料は別にかかります。免除だから無料だと思い込むと、窓口で予想外の支払いに戸惑います。

NG例:手数料は免除と聞いたので、お金はいっさいかからないと思って何も用意しませんでした。

OK例:発給手数料と取扱手数料は別物だと理解し、代理店に合計でいくらになるかを先に聞いておきました。

みっつ目は、7月1日の締切を勘違いし、申請が間に合わずに高い手数料を払ってしまう失敗です。新料金は「7月1日以降に提出する申請」から適用されます。書類をそろえている間に7月へ入り、結局5倍の手数料になることがあります。

NG例:6月のうちに動けばよいと考え、書類集めを後回しにして7月にずれ込みました。

OK例:締切は提出日が基準だと理解し、必要書類を逆算して6月中に申請まで終えました。


Part 3: もっと深く知る

関連する用語・制度

一次ビザ(シングルエントリー)と数次ビザ(マルチプルエントリー)は、入国できる回数のちがいです。一次ビザは決められた期間内に1回だけ日本へ入れます。数次ビザは有効な期間のあいだ、何度でも出入りできます。今回の値上げで、一次ビザは3,000円から15,000円へ、数次ビザは6,000円から30,000円へと上がります。たとえば日本のご実家へ年に何度も帰る予定があるなら、数次ビザのほうが1回ごとの負担を抑えられることがあります。

短期滞在ビザ(観光や親族訪問のためのビザ)と、その手数料免除は、フィリピン国籍の方にとって身近な話です。日本はこれまで、フィリピン人の短期滞在ビザについて発給手数料を免除してきました。その代わりに、申請を扱う旅行代理店へ取扱手数料を支払う形になっています。今回の値上げ後にこの免除がどうなるかははっきりしていないため、義理のご家族が観光で日本へ行くようなときは、申請前に最新の扱いを確かめるのが安全です。

日本人の配偶者等のビザや在留資格の変更は、フィリピン人の配偶者を日本へ呼んで一緒に暮らす場合に関わります。観光ではなく長期の在留になるため、手数料の免除は受けにくくなります。さらに日本では、在留資格の変更や永住許可にかかる手数料の上限を大きく引き上げる見直しが進んでいて、こうした手続きの費用も今後上がる方向です。配偶者を日本へ呼ぶ計画がある方は、観光ビザとは別の制度として、最新の費用を確認しておきましょう。

認定旅行代理店は、フィリピンで日本の短期滞在ビザを申請するときの窓口です。個人が大使館へ直接申請するのではなく、日本側が認定した旅行代理店を通して書類を出すのが基本の流れです。代理店ごとに取扱手数料がちがうので、複数の代理店で料金やかかる日数を聞き比べると、無理のない選び方ができます。

在フィリピン日本国大使館は、ビザの扱いを確かめるときの一次の情報源です。今回のように手数料や免除の運用が変わりうる場面では、報道だけで判断せず、大使館が公表する案内で最新の情報を確認するのが確実です。家族やスタッフの渡航が近いときほど、早めに公式の窓口へあたっておくと安心できます。


Part 4: よくある質問(FAQ)

日本人の私自身は、この値上げの影響を受けますか?

日本人ご本人は日本へ入るのにビザが要らないので、今回の発給手数料の値上げを直接は受けません。影響が出るのは、日本へ渡るフィリピン人のご家族やスタッフがいる場合です。ご自身の周りで日本へ行く予定の人がいるかどうかを、まず確認するところから始めるとよいでしょう。

フィリピン人の妻が観光で日本に行きます。15,000円かかりますか?

短期の観光ビザについては、フィリピン国籍の方の発給手数料がこれまで免除されてきました。そのため、観光であれば発給手数料そのものは大きな負担になりにくいと見られます。ただし今回の値上げ後の扱いははっきりしていないため、申請を扱う旅行代理店や大使館で最新の情報を確かめてください。なお、発給手数料が免除でも、代理店に支払う取扱手数料は別にかかります。

フィリピン人スタッフを日本の研修や仕事に行かせます。何に注意すべきですか?

仕事や研修のためのビザは、観光のような短期滞在とは別の扱いになり、手数料の免除を受けにくくなります。値上げ後は一次ビザで15,000円が目安になるため、可能なら7月1日より前に申請まで終えておくと、これまでの料金で済みます。複数回の渡航が見込まれるなら、数次ビザのほうが結果的に安くなることもあるので、目的と回数から選びましょう。

マニラから日本への航空券を安く買うには、どうすればよいですか?

以前、関西空港からマニラやセブへの航空券を安く買う方法を聞かれたとき、いくつかの工夫をおすすめしました。まず早めに予約することです。次にSkyscannerやkayak、Expediaなどで料金を比べ、出発日と帰国日を柔軟にすると安い便を見つけやすくなります。乗り継ぎ便も選択肢に入れつつ、格安航空会社を使うときは手荷物の制限に気をつけてください。価格アラートを設定し、オフシーズンを狙うのも効きます。航空券とホテルのパッケージが割安になることもありますが、人数や泊数で変わるので、その都度比べてみるとよいでしょう。

配偶者を日本に呼んで一緒に住みたいです。手数料は上がりますか?

観光ではなく日本で一緒に暮らすとなると、日本人の配偶者等のビザや在留資格の手続きが必要になり、観光ビザの免除とは別の話になります。日本では在留資格の変更や永住許可にかかる手数料の上限を引き上げる見直しも進んでいて、こうした費用は今後上がる方向です。具体的な金額や開始時期は固まりきっていない部分もあるので、計画を立てるときは大使館などで最新の情報を確認してください。


活用のコツ(3 Tips)

7月1日より前に出せる申請は前倒しで出す 新料金は7月1日以降に提出する申請から適用されます。仕事や留学など免除を受けにくいビザは、6月中に申請まで終えられれば、これまでの料金で済みます。書類をそろえる時間も逆算しておきましょう。

「ビザ発給手数料の免除」と「代理店の取扱手数料」を分けて考える 発給手数料が免除でも、申請を扱う旅行代理店への手数料は別にかかります。免除だから無料と思い込まず、合計でいくらになるかを代理店に先に聞いておくと、窓口で慌てずに済みます。

大使館と認定旅行代理店の公式情報で最新を確認する 手数料や免除の扱いは変わることがあります。報道だけで判断せず、在フィリピン日本国大使館の案内や、認定旅行代理店の料金表で最新を確かめてから動くと安心です。


ボーナス: マニラ日本人サポートの活用法

今回のような日本のビザ手続きや費用の変化は、フィリピン人のご家族やスタッフを持つ日本人にとって、見落としやすいところです。マニラ日本人サポートでは、こうした手続きまわりのご相談を日本語だけで進められます。初回相談は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。

次のステップとして、たとえば以下のようなご相談ができます。フィリピン人の配偶者やご家族が日本へ渡るときの、ビザの種類や費用の整理をお手伝いします。フィリピン人スタッフの日本出張や研修にあたって、認定旅行代理店とのやりとりや書類準備に同行・通訳します。配偶者を日本へ呼んで暮らす計画について、観光ビザとは別に必要になる手続きの全体像を一緒に確認します。


参考・出典

この記事を書いた人

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運営者 / フィリピン永住権を持つマニラ在住の日本人

  • 東京都出身・生粋の江戸っ子(3代目)
  • フィリピン永住権を取得し自らマニラへ移住(在住13年以上)
  • 移住・ビザ・会社設立・現地生活を実体験
  • 相談から定着まで日本語で一貫サポート

フィリピン永住権を持ち、自分自身がマニラに移り住んだ日本人です。ビザ・住まい・銀行・役所など、はじめての土地でつまずきやすいところを、自分の経験と現地の人脈で一つずつ解きほぐします。記事は「現地で実際にどうなのか」を等身大でお伝えします。ご相談は初回無料・日本語だけで完結します。

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