マカティ・メディカル・センターがNewsweek世界優良病院に選出|在比日本人の病院選び
マカティ・メディカル・センターがNewsweekの世界優良病院に選出。在フィリピン日本人やフィリビン進出企業に向けて、マニラでの病院選び、診療科、医療費の備え方、受診時の注意点を実務目線で解説します。

Newsweekがマカティ・メディカル・センターを世界の優良病院に選出 — マニラで暮らす日本人の「病院選び」の指針が一つ増えました
マカティメッドがNewsweekのアジア太平洋優良病院ランキングと世界トップ250に選出。マニラで暮らす日本人やフィリピン進出企業が、いざというときに信頼できる病院を選ぶための指針を解説します。
マニラの中心マカティにある大病院、マカティ・メディカル・センター(通称マカティメッド)が、Newsweek(ニューズウィーク)のアジア太平洋地域の優良病院ランキングに選ばれ、さらに世界トップ250の病院リストにもフィリピンから2つだけ入りました。健康や急な体調不良の不安は、移住を考える日本人にとっても、すでにマニラで暮らす日本人にとっても、いつも頭の片隅にあるものです。この一報は、いざというときに「どの病院へ行けば安心か」を考えるうえで、信頼できる手がかりを一つ増やしてくれます。本記事は2026年6月26日時点の公開情報をもとにしていますので、診療科や費用などの最新情報は各病院の公式案内でご確認ください。
Part 1: このニュースが、あなたの暮らしにどう関係するか
このニュースの背景と、在比日本人にとっての意味
海外で暮らす日本人がいちばん心細くなるのは、やはり病気やけがのときです。言葉が通じるか、技術は確かか、過剰な検査や治療で高い請求をされないか、不安は尽きません。私自身もマニラで長く暮らしてきて、お客様から「どこの病院なら安心ですか」と相談されることがとても多いと感じています。
今回のニュースは、その問いに一つの客観的な答えを与えてくれます。マカティ・メディカル・センターが、Newsweekのアジア太平洋地域の優良病院ランキングに選ばれ、世界トップ250の病院にもフィリピンから2つだけ入ったという内容です。マカティはマニラ首都圏の中心で、日本人や日本企業が多く集まる地域でもあります。日本人にとってアクセスしやすい場所にある大病院が国際的に評価されたことは、現地で暮らす私たちの安心材料になります。
以前、日本で入れた銀歯が外れた50代の女性の歯科受診をお手伝いしたことがあります。そのとき私がお伝えしたのは、ローカルの激安歯科ではなく、大病院の中にある歯科や評判のよいところを選びましょう、ということでした。フィリピンでは頼んでいないクリーニングをされたり、不要なレントゲンで余計な費用を請求されたりすることもあるからです。今回のように国際的な評価のある大病院は、こうした「どこを選べば安心か」を判断する手がかりとして役立ちます。
要点を整理する
元記事で報じられた事実を、独自にまとめたものが次の表です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何が起きたか | マカティ・メディカル・センター(マカティメッド)がNewsweekの評価に選出されました |
| 評価の名称 | Newsweekのアジア太平洋地域の優良専門病院ランキング2026(データ会社Statistaと共同で作成) |
| 対象の診療科 | 循環器内科、心臓外科、内分泌科、消化器科、神経内科、脳神経外科、腫瘍科(がん)、整形外科、小児科、呼吸器科の10分野です |
| 国内1位の分野 | 内分泌科(糖尿病やホルモンの病気)と消化器科(胃腸の病気)でフィリピン国内1位でした |
| 国内トップ3の分野 | 心臓外科、循環器内科、小児科で国内トップ3に入りました |
| 世界での評価 | 世界トップ250の優良病院リストに、フィリピンから入った2病院のうちの1つに選ばれました |
| コメント | 暫定の共同代表でCEO兼医療責任者のSaturnino P. Javier医師が、専門分野の強化と患者本位の医療への取り組みの表れだと述べました |
Daily Tribune — 「Newsweek names MakatiMed to global 'World's Best Hospitals' list」(2026年6月26日)
この表は情報提供を目的に、公開情報の事実をもとに作成したものです。詳細は上記リンクの元記事をご確認ください。
関連: フィリピン進出は本当にマカティでいい?日系企業が選ぶ理由と会社設立の手順 で詳しく解説しています。
Part 2: あなたの暮らしへの影響と、現地での動き方
在比日本人としての動き方
このニュースをきっかけに、いざというときに慌てないための準備を進めておきましょう。マニラでの医療への備えは、次のような順番で整えると無理なく進みます。
| 進め方 | 具体的な動き |
|---|---|
| 通える病院を決めておく | 自宅や職場から行きやすい場所にある、評判のよい大病院をあらかじめ把握しておきましょう |
| 自分の持病に合う診療科を確認する | 糖尿病や胃腸など、自分や家族が気にしている分野に強い病院を選んでおくと安心です |
| 費用の目安と支払い方法を知る | 保険なしの現金払いか、海外旅行保険や医療保険が使えるかを事前に確かめておきましょう |
| 緊急時の連絡先を控える | 病院の救急の電話番号や、住まいの管理室の連絡先を手元にまとめておきましょう |
| 言葉の備えをする | 英語に不安があれば、付き添いや通訳を頼める相手を決めておくと心強いです |
まず、自宅や職場から行きやすい大病院を決めておくことが大切です。マカティに住む方なら、今回評価されたマカティ・メディカル・センターは候補の一つになります。
費用の面では、フィリピンの大病院は日本の感覚より高くつくこともあり、保険なしだと数千ペソから大きな金額まで幅があります。海外旅行保険や現地の医療保険が使えるかどうかを、健康なうちに確認しておきましょう。1ペソは概算で2.7円ほどですが、為替は日々動くので目安としてお考えください。
英語でのやり取りに不安がある場合は、付き添いや通訳の手配を考えておくとよいです。実際、私が歯科の付き添いをしたときも、治療そのものの会話は単純で英語でもそれほど困りませんでした。ただし、過剰な検査や治療をされていないかを見抜くには、現地で経験のある人がそばにいると安心感がまるで違います。
関連: フィリピン移住の生活費|マカティで暮らす日本人の1ヶ月の費用を徹底シミュレーション で詳しく解説しています。
よくある失敗と対策
フィリピンでの病院選びでつまずきやすい点を、3つ挙げておきます。
失敗1: 安さだけでローカルの小さなクリニックを選んでしまう
費用を抑えたい気持ちはよく分かりますが、激安の医院では不要な処置や検査で結局高くつくことがあります。
NG例: とにかく一番安い近所の歯科に飛び込み、頼んでいないクリーニングや不要なレントゲンで思わぬ請求をされてしまいました。
OK例: 大病院の中の歯科や、評判のよいところを選びました。私がお手伝いした50代の女性は、外れた銀歯を付け直すだけで保険なしの現金約1,500ペソ、しかも1回で終わりました。
失敗2: 費用や支払い方法を確認せずに受診してしまう
フィリピンの大病院では、受診の前に支払い能力の確認を求められることもあります。何も準備せずに行くと、いざというときに戸惑います。
NG例: 保険が使えるか分からないまま受診し、会計でまとまった現金を求められて慌ててしまいました。
OK例: 受診の前に、現金払いか保険が使えるかを確かめておきました。手元に小額の現金とカードの両方を用意しておくと安心です。
失敗3: 緊急時の連絡先を何も控えていない
体調を崩してから病院を探し始めると、土地勘がないぶん時間がかかってしまいます。
NG例: 急に具合が悪くなってから慌てて病院を調べ始め、どこへ行けばよいか分からず時間をむだにしてしまいました。
OK例: あらかじめ通える病院と救急の連絡先を控え、住まいの管理室の番号も手元にまとめておきました。落ち着いて動けます。
Part 3: もっと深く知る
関連する用語・制度
マカティ・メディカル・センター(マカティメッド)は、マニラ首都圏の中心であるマカティ市にある大規模な総合病院です。今回のNewsweekの評価では、内分泌科と消化器科でフィリピン国内1位、心臓外科や循環器内科、小児科で国内トップ3に入りました。日本人や日本企業が多いマカティにあるため、現地で暮らす日本人にとってアクセスしやすい病院の一つです。
Newsweek(ニューズウィーク)の優良病院ランキングは、アメリカの雑誌Newsweekが、データ会社Statista(スタティスタ)と組んで作成している病院の評価です。今回はアジア太平洋地域の専門病院を10分野で評価し、あわせて世界トップ250の病院も選んでいます。どの病院を選ぶか迷ったときの、客観的な手がかりの一つとして使えます。
内分泌科(ないぶんぴつか)は、糖尿病やホルモンに関わる病気を診る分野です。食生活が変わりやすい海外暮らしでは、糖尿病などの生活習慣病が気になる方も多いので、この分野に強い病院を知っておくと安心です。
消化器科(しょうかきか)は、胃や腸など消化器の病気を診る分野です。慣れない土地の食事でお腹を壊すことは珍しくありません。マカティメッドはこの分野で国内1位の評価を受けています。
海外旅行保険・現地の医療保険は、海外での医療費に備える仕組みです。フィリピンの大病院は費用がかさむこともあるので、短期滞在なら海外旅行保険、長く住むなら現地の医療保険など、自分の滞在の形に合った備えを考えておきましょう。条件は商品ごとに違うため、加入の前に補償の範囲をよく確認してください。
Part 4: よくある質問(FAQ)
マカティ・メディカル・センターは、日本人でも問題なく受診できますか。
フィリピンの大病院では英語が通じるので、英語に慣れている方なら受診そのものは大きな問題になりません。ただし、症状を正確に伝えたり、検査や治療の説明を細かく理解したりする場面では、英語に不安があると心細く感じることもあります。心配な方は、付き添いや通訳を頼める相手をあらかじめ決めておくと安心です。
今回の評価で、どの病気のときにマカティメッドを選べばよいか分かりますか。
元記事によると、マカティメッドは内分泌科(糖尿病やホルモンの病気)と消化器科(胃腸の病気)でフィリピン国内1位、心臓外科や循環器内科、小児科で国内トップ3に入っています。これらの分野が気になる方にとっては、選択肢の一つとして覚えておく価値があります。ただし、最終的にどの病院がよいかは症状や状況によって変わるので、かかりつけの医師にも相談してください。
フィリピンの病院は、過剰な治療で費用が高くなることはありませんか。
残念ながら、ローカルの一部の医院では、頼んでいない処置や不要な検査で費用が上乗せされることがあります。私が歯科の付き添いをしたときも、激安の医院ではなく大病院の中の歯科や評判のよいところを選ぶようお勧めしました。過剰な治療を見抜くには、現地で経験のある人が同行してくれると安心です。国際的な評価のある大病院を選ぶことも、こうしたリスクを下げる手がかりになります。
受診のときに、健康診断のようなものを受ける必要はありますか。
通常の受診で改まった健康診断が必要になるわけではありません。ちなみに、退職者向けの永住ビザであるSRRV(特別居住退職者ビザ)の申請でも健康診断が求められますが、私がお客様に付き添ったときは、日本のように細かい検査をするのではなく、医師と英語で短く話すだけの簡単なものでした。フィリピンの医療は、場面によっては日本よりも手軽な印象を受けることもあります。
費用はどのくらい用意しておけばよいですか。
症状や治療の内容によって大きく変わるので、一概には言えません。歯の付け直しのような簡単な処置なら保険なしの現金で約1,500ペソ(概算で4,000円ほど。為替は日々動きます)で済むこともあります。一方で、入院や手術が必要になれば大きな金額になります。健康なうちに、海外旅行保険や現地の医療保険でどこまで備えられるかを確認しておくと安心です。
活用のコツ(3 Tips)
通える大病院を、元気なうちに1つ決めておきましょう。 体調を崩してから探すと慌ててしまいます。自宅や職場から行きやすく、評判のよい大病院をあらかじめ決め、場所と連絡先を控えておきましょう。
自分や家族の持病に合う診療科を確認しておきましょう。 糖尿病なら内分泌科、胃腸なら消化器科というように、気になる分野に強い病院を知っておくと、いざというときの判断がはやくなります。
医療費への備えを、今の滞在の形に合わせて整えましょう。 短期滞在なら海外旅行保険、長く住むなら現地の医療保険など、自分に合った備えを選び、補償の範囲と支払い方法を確かめておきましょう。
ボーナス: マニラ日本人サポートの活用法
病院選びや受診は、言葉の壁や現地の慣れない仕組みのせいで、最初はとても心細いものです。マニラ日本人サポートでは、フィリピンの永住権を持ち、自らマニラに移住した日本人が、日本語で相談に乗り、必要なら現地で付き添います。次のようなご相談を承っています。
- 受診の付き添いや通訳など、病院でのやり取りのお手伝い
- 過剰な治療を避けるための、信頼できる病院や歯科選びの相談
- ビザ申請に必要な健康診断の付き添いなど、手続きに関わる医療面のサポート
初回相談は無料です。日本語だけで完結しますので、まずはお気軽にご相談ください。

