オフィス家具やPCの調達:マカティ周辺のおすすめショップ|フィリピンで会社の立ち上げ備品を賢く揃える
マニラ・マカティ周辺でオフィス家具とPCを調達する方法を、新品チェーン・ジャパンサープラス(中古)・ECの3ルートで解説します。Official Receiptの取得、英語配列PCの注意、IKEAや中古家具の活用術まで、フィリピンでの会社立ち上げに役立つ実務ガイドです。

会社設立やオフィス開設の手続きが進むと、次に待っているのが備品の調達です。デスク、椅子、パソコン、プリンター——日本なら通販で翌日届くものが、マニラでは「どこで買うのが正解か」から調べることになります。この記事では、マカティ周辺でオフィス家具とPC・IT機器を調達するときの選択肢を、新品・中古・ECの3ルートに整理して、マカティに13年住んで買い物の失敗も成功も重ねてきた経験からわかりやすく解説します。なお、店舗の場所や品揃えは変わることがあるため、訪問前に最新情報の確認をおすすめします。
調達ルートの全体像:3つの選択肢
| ルート | 向いているもの | 特徴 |
|---|---|---|
| モール・専門チェーン(新品) | PC・周辺機器、標準的な家具 | 保証と領収書が確実。価格は日本と同等かやや高め |
| 中古・サープラス店 | デスク・椅子・収納などの家具 | 費用を大幅に抑えられる。品質は現物確認が必須 |
| EC(Lazada/Shopee等) | 小物・消耗品・追加購入分 | 安くて品揃え豊富。配送と品質のばらつきに注意 |
立ち上げ期の現実解は、この3ルートの組み合わせです。「PCは保証重視で新品チェーン、家具は中古とECで賢く」という配分が、費用と安心のバランスとして定番になっています。
PC・IT機器:保証を最優先に専門チェーンで
パソコンやモニターは、故障時の保証と正規の領収書が重要なので、実店舗のあるチェーンでの購入をおすすめします。マカティ周辺なら、次の選択肢が定番です。
- SMサイバーゾーン(SM Makati内など): SM系モールのIT専門フロアで、PC Express、Villman、Complinkといった大手PCチェーンが集まっています。同じフロアで複数店の価格を見比べられるのが利点です。
- グロリエッタ/グリーンベルト(アヤラモール): Apple正規販売店や大手ブランドの直営・正規店が入り、アフターサポート重視ならこちらが安心です。
購入時のポイントは3つあります。第一に、法人名義のOfficial Receipt(公式領収書)を必ずもらうことです。経費処理と減価償却に必須で、店頭で「Official Receipt, please, under the company name」と明確に伝えます。第二に、保証書と保証期間の確認です。持ち込み修理が基本なので、修理受付の場所も聞いておきましょう。第三に、キーボード配列に注意が要ります。現地販売PCは英語配列が標準です。日本語配列が必要な場合は、日本からの持ち込みか取り寄せを検討してください。電圧はフィリピンが220Vですが、PCのACアダプタはほぼ100-240V対応なので、日本から持ち込んだ機器もアダプタ表記を確認すれば概ねそのまま使えます。
関連: マカティでオフィスを借りる!賃貸契約の相場と初期費用の内訳 で詳しく解説しています。
オフィス家具:新品チェーンと「ジャパンサープラス」の二刀流
新品でそろえる場合
- IKEA(パサイ・モールオブアジア地区): マカティから車で30〜60分ほどですが、デスク・チェア・収納を一気にそろえる立ち上げ期には行く価値があります。配送・組み立てサービスも利用できます。
- SM HomeやOur Home、Wilcon Depot: モール系の家具・住宅設備店で、標準的なオフィス家具や照明・棚類が手に入ります。
- 家具チェーン(Mandaue Foam、Blimsなど): 椅子やソファの座り心地を確かめて買いたいときの選択肢です。
中古・サープラスを活用する場合
マニラには「ジャパンサープラス」と呼ばれる日本からの中古家具・雑貨を扱う店が点在しており、日本製のオフィスデスクやチェア、キャビネットが新品の数分の一の価格で見つかることがあります。品質は現物次第なので、引き出しの動きやガタつきを必ず確認してください。また、Facebook Marketplaceには、撤退するオフィスの什器一括放出のような掘り出し物が流れることがあります。個人間取引になるため、受け渡し場所と支払い方法(現金手渡しか、実物確認後の支払い)には注意が必要です。
EC(Lazada・Shopee)と配送の現実
小物・ケーブル類・消耗品はECが安くて速い一方、フィリピンの配送は日本の感覚より読めません。「翌日配送」表示でも数日かかることは普通で、大型家具は配送日時の指定が効かないことがあります。オフィスの開業日から逆算する買い物は、EC任せにせず、実店舗での購入や余裕を持った発注で組み立てましょう。返品も日本ほどスムーズではないため、高額品や寸法がシビアな家具は、実物を見てから買うのが結局の近道です。
もうひとつ、フィリピンの買い物では、あいまいな聞き方をすると期待とずれた答えが返ってきがちです。私はマニラでの13年で、日本の「察してもらう」聞き方が通用しないことを何度も実感してきました。納期・在庫・配送可否は「いつ届くか」「今日持ち帰れるか」と、はっきり具体的に確認するのが、結果的にいちばんの時短になります。
関連: フィリピン進出は本当にマカティでいい?日系企業が選ぶ理由と会社設立の手順 で詳しく解説しています。
よくある質問
Q: 予算の目安はどれくらい見ておけばいいですか?
A: 構成次第ですが、スタッフ1人分の「デスク+チェア+ノートPC」で、新品中心なら₱60,000〜100,000程度、家具を中古中心にすれば₱40,000前後まで抑える組み立ても現実的です(いずれも概算です)。PCの性能要件が高い業種は、PC側の予算を厚めに見てください。
Q: 日本からPCを持ち込むのと現地購入、どちらがいいですか?
A: 少台数の立ち上げなら、使い慣れた日本語配列PCの持ち込みは合理的です。台数が増える段階では、故障時の保証と調達の速さで現地購入が有利になります。日本語配列にこだわるかどうかが、実務上いちばんの分かれ目です。
Q: 領収書はレシートでは駄目なのですか?
A: 経費処理にはBIR登録番号の入ったOfficial Receipt(またはSales Invoice)が基本です。モールのレシートで代用できない場面があるため、法人の買い物では毎回「Official Receiptを」と伝える習慣をつけてください。
Q: 中古PCはおすすめしませんか?
A: 家具と違い、PCの中古はバッテリー劣化や保証切れのリスクが割に合わないことが多く、業務用にはおすすめしません。費用を抑えたい場合は、新品のエントリーモデルか型落ち新品を狙うほうが安全です。
まとめ:保証で買うものと、賢く抑えるものを分ける
マカティ周辺の備品調達は、「PCは専門チェーンで保証と領収書を確実に、家具は新品チェーン+ジャパンサープラス+ECの組み合わせで賢く」という役割分担で考えると、費用も手間も大きく最適化できます。開業日が決まっている場合は、配送の読めなさを織り込んで、大物から先に手配するのが鉄則です。
マニラ日本人サポートでは、会社設立のお手伝いに加えて、オフィス立ち上げの買い物同行・通訳、業者とのやり取りの支援も日本語で承っています。「何をどこで買えばいいか分からない」という段階からのご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
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