フィリピン就労ビザ(9G)の取得期間と費用|マニラ移住前に知るべき手続きの流れ【2026年最新】

フィリピン・マニラで働くための就労ビザ(9G)の取得期間と費用を、マニラ在住の運営者が解説。AEP取得から申請の流れ、数万ペソ規模の費用目安、観光ビザ延長の注意点まで。移住・ビザ・現地生活の不安を解消します。

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フィリピン永住権・マニラ在住13年以上 / 移住・ビザ・ビジネスを日本語でサポート

フィリピン就労ビザ(9G)の取得期間と費用|マニラ移住前に知るべき手続きの流れ【2026年最新】

フィリピンの就労ビザ(9G)取得にかかる期間と費用を徹底解説【2026年最新】

フィリピンで働くことが決まったものの、「就労ビザの取得にどれくらい時間とお金がかかるのか分からない」と不安に感じていませんか。私自身もマニラに移住し、永住権を取得するまでに何度もビザ手続きと向き合ってきました。

就労ビザ(9G)は、必要な書類が多く、手続きの流れも複雑で、初めての人ほど戸惑いやすいものです。さらにフィリピンならではの事情で、想定よりも時間がかかることも珍しくありません。

この記事では、9Gビザ取得にかかる期間と費用の目安を、実際の流れに沿って具体的に解説します。読み終えるころには、自分のスケジュールと予算をイメージできるようになるはずです。

要約

  • 9Gビザの取得には申請からおよそ3〜6か月かかり、費用は合計で数万ペソ規模になります。
  • 9Gビザの前にDOLE(労働雇用省)でAEP(外国人雇用許可証)を取る必要があり、AEPの費用はおよそ9,000〜10,000ペソが目安です。
  • ビザが下りるまでは観光ビザを延長しながら待ち、書類変更や役所の待ち時間など予定通りに進まないことを前提に、余裕を持って動くと安心です。

就労ビザ取得でつまずきやすいところ

つまずきやすいポイント内容
ビザが下りるまでの空白期間9Gは入国後に申請し、下りるまで観光ビザの延長が必要になる
AEPの取得が先9Gの前にDOLEでAEP(外国人雇用許可証)を取る必要がある
費用が人によって変わる会社の代行やエージェント利用の有無で総額が変わる

フィリピンで働くには、9Gビザという就労ビザが必要です。しかし「いつ申請すればいいのか」「いくらかかるのか」が分かりにくく、ここでつまずく人がとても多いです。

特に困るのが、就労ビザが下りるまでの空白期間です。9Gビザは入国後に申請するのが一般的で、ビザが下りるまでの数か月間は観光ビザを延長しながら待つ必要があります。

また、9Gビザの前にAEP(外国人雇用許可証)という別の許可を取る必要があることも、見落とされがちなポイントです。この順番を知らないと、申請がスムーズに進みません。

費用についても、人によって金額が変わるため不安になりやすいです。会社が手続きを代行してくれる場合もあれば、自分で動く必要がある場合もあり、エージェントに頼むかどうかでも総額が変わってきます。

関連: 【フィリピン就労ビザ】観光ビザから切り替えは可能?マニラで働くための基礎知識 で詳しく解説しています。

なぜフィリピンの就労ビザは時間がかかるのか

時間がかかる理由内容
複数の役所をまたぐDOLEでAEP、BIで9Gと二段構えで進める
書類が予告なく変わる必要書類や手続きが突然変更されることがある
システム変更や混雑役所の都合で所要期間が大きく延びる
会社の協力が必須書類の多くを雇用主である会社が用意する

9Gビザの取得には、申請から取得までおよそ3〜6か月かかるのが一般的です。これは日本の感覚からすると、かなり長く感じられる期間です。

フィリピンの労働雇用省と入国管理局の窓口で就労ビザの手続きを待つ人々 9Gビザは複数の役所をまたいで進めるため、取得まで3〜6か月かかります

時間がかかる大きな理由は、複数の役所をまたいで手続きを進める必要があるからです。まず労働雇用省(DOLE)でAEPを取得し、その後に入国管理局(BI)で9Gビザを申請するという、二段構えの流れになっています。

加えて、フィリピンでは必要書類や手続きが予告なく変更されることがしばしばあります。昨日まで通用した書類のリストが今日には変わっている、ということも実際に起こります。

役所のシステム変更や混雑によっても、所要期間は大きく変わります。そのため「最短でこれくらい」という目安はあっても、その通りに進まないことを前提に考えておくと安心です。

9Gビザではありませんが、私が60代の男性のSRRV(退職者向けの永住ビザ)取得をお手伝いしたときも、通常なら1か月ほどで発給されるところ、そのケースでは約2か月かかりました。書類作成からPRA(フィリピン退職庁)への同行と通訳、健康診断の付き添いまで通しで対応しましたが、役所の都合で予定が後ろにずれていくのは、フィリピンのビザ手続きでは珍しくないと感じています。

雇用主であるフィリピン国内の会社の協力が欠かせない点も、特徴の一つです。書類の多くは会社側が用意するため、会社とこまめに連絡を取り合うことが、スムーズな取得につながります。

9Gビザ取得の具体的な進め方

ステップ手続き費用の目安
1DOLEでAEP(外国人雇用許可証)を取得およそ9,000〜10,000ペソ前後
2BIで9Gビザを申請数千〜1万ペソ単位
3BIでの聴聞(面接)を受ける雇用主の同席が必要な場合あり
4ACR I-Card(外国人登録証)を受け取る別途、観光ビザ延長費がかかる

ここからは、実際の手続きの流れを順番に見ていきます。9Gビザは、大きく分けて次のようなステップで進みます。

AEPと9Gビザ申請に必要なパスポートや雇用契約書などの書類一式 AEPの取得から9Gビザ申請、ACR I-Card受け取りまで順を追って手続きを進めます

最初のステップは、AEP(外国人雇用許可証)の取得です。これは労働雇用省(DOLE)に申請するもので、外国人がフィリピンで働くために必須の許可証です。費用の目安はおよそ9,000〜10,000ペソ前後で、雇用契約の期間に応じて有効期間が決まります。

AEPの申請では、申請書のほか、雇用契約書、パスポートのコピー、証明写真、雇用主である会社の営業許可書などを提出します。役員として働く場合は、役員選任に関する議決書などが追加で必要になることもあります。

AEPの取得と並行して、または取得後に、9Gビザを入国管理局(BI)に申請します。雇用主である会社が従業員に代わって申請できる仕組みになっており、会社と申請者の連名でリクエストレターを作成するのが基本です。

9Gビザの申請では、申請書、パスポートの写し、雇用契約書、AEPの写しなどに加え、申請料を支払います。申請料はビザの有効期間や追加サービスの有無によって変わり、数千〜1万ペソ単位で発生します。手続きを急ぎたい場合は、追加料金で期間を短縮できることもあります。

申請後は、入国管理局での聴聞(面接)があり、ここには雇用主の同席が求められる場合があります。問題がなければビザが承認され、パスポートに9Gのスタンプが押されます。

最後に、ACR I-Card(外国人登録証)を受け取って手続きは完了です。9Gビザが下りるまでの間は観光ビザの延長が必要なため、その延長費用も別途かかる点を見込んでおきましょう。

新規取得の1年目は1年間のビザになることが多く、2年目以降の更新では1年または3年を選べるのが一般的です。総額は条件によって幅がありますが、AEP・9Gビザ申請料・観光ビザ延長費・ACR I-Cardなどを合わせると、数万ペソ規模になると考えておくと現実的です。

関連: フィリピンで日本人スタッフを現地採用する方法|9G就労ビザ・AEPと給与相場をマニラ在住者が解説 で詳しく解説しています。

現地で実際に起きること、よくある失敗

よくあること対処のヒント
役所での長い待ち時間書類は多めにコピーを用意しておく
時間にルーズな対応スケジュールに必ず余裕を持たせる
過剰請求や不透明な追加料金相場を知り、信頼できる人に相談する
ネット回線・システムの不安定さ一度で終わらせず、複数回足を運ぶ前提で動く

ここでは、書類の流れだけでは見えてこない「フィリピンのリアル」をお伝えします。事前に知っておくだけで、心の余裕がまったく変わってきます。

フィリピンの役所で順番待ちの列ができている混雑した窓口の様子 役所の長い待ち時間や時間にルーズな対応を見込み、スケジュールには余裕を持たせます

まず多いのが、役所での待ち時間の長さです。窓口で「この書類のコピーを取ってきて」と言われ、わざわざ別の階や近くの店までコピーを取りに行く、といった場面も日常的にあります。

時間にルーズな対応も、想定しておきたいポイントです。「今日中に終わる」と言われても翌日以降にずれ込むことがあり、スケジュールには必ず余裕を持たせることが大切です。

費用面では、過剰請求や不透明な追加料金に注意が必要です。Express Lane(特急レーン)費用のように正規の追加費用もありますが、相場が分からないと言い値で払ってしまうことになりかねません。

ネット回線が不安定で、オンラインでの予約や支払いがうまく進まないこともあります。役所のシステムが一時的に止まることもあるため、一度で終わらせようとせず、複数回足を運ぶ前提で考えておくと気が楽です。

これは就労ビザとは別の手続きですが、2025年に50代の女性のTIN(納税者番号)取得をお手伝いしたときも、BIRのオンラインシステムから申請したものの入力情報の不備でそのままでは進めず、結局は窓口まで同行することになりました。窓口では2〜3時間ほどで問題なく発行されましたが、オンラインで完結するはずの手続きが結局は足を運ぶ羽目になるのは、フィリピンではよくあることです。

対処法としては、書類は常に多めにコピーを用意しておくこと、現金を細かい単位で持っておくこと、そして信頼できる代行業者や専門家に相談することが挙げられます。自分一人で抱え込まないことが、結果的に時間とお金の節約につながります。

関連: マカティで「ルフィ」幹部の日本人拘束——在フィリピン日本人が正規ビザと身分証で合法に暮らす要点 で詳しく解説しています。

よくある質問

Q: 9Gビザの取得にはどれくらいの期間がかかりますか

A: 申請から取得まで、おおむね3〜6か月が目安です。役所のシステム変更や混雑によってさらに延びることもあるため、余裕を持ったスケジュールをおすすめします。

Q: 費用は全部でいくらかかりますか

A: AEPがおよそ9,000〜10,000ペソ前後、これに9Gビザの申請料や観光ビザの延長費、ACR I-Card代などが加わります。条件によって変わりますが、合計で数万ペソ規模を見込んでおくと安心です。

Q: 自分一人で申請できますか

A: 手続き自体は本人でも進められますが、書類の多くは雇用主である会社の協力が欠かせません。会社が外国人の雇用に慣れていない場合は、専門家や代行業者に頼むとスムーズです。

Q: ビザが下りるまでの間はどうすればいいですか

A: 9Gビザが承認されるまでは、観光ビザを延長しながら滞在するのが一般的です。延長を忘れるとオーバーステイになってしまうため、期限の管理には十分注意してください。

Q: 9Gビザは更新できますか

A: 更新できます。1年目は1年間のビザになることが多く、2年目以降は1年または3年を選べるのが一般的です。更新手続きは有効期限が切れる前に行います。

まとめ

フィリピンの就労ビザ(9G)は、取得まで3〜6か月、費用は合計で数万ペソ規模が目安となります。まずAEPを取得し、その後に9Gビザを申請するという二段構えの流れを押さえておくことが第一歩です。

手続きが複雑なうえ、書類の変更や役所の待ち時間など、フィリピンならではの事情で予定通りに進まないこともあります。だからこそ、スケジュールと予算には余裕を持たせ、必要に応じて専門家を頼ることが、遠回りを避けるコツです。

マニラ日本人サポートでは、移住・ビザ・会社設立・現地生活について、現地に暮らす日本人の視点から無料でご相談を承っています。9Gビザの取得で不安な点がある場合は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

参考・出典

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運営者 / フィリピン永住権を持つマニラ在住の日本人

  • 東京都出身・生粋の江戸っ子(3代目)
  • フィリピン永住権を取得し自らマニラへ移住(在住13年以上)
  • 移住・ビザ・会社設立・現地生活を実体験
  • 相談から定着まで日本語で一貫サポート

フィリピン永住権を持ち、自分自身がマニラに移り住んだ日本人です。ビザ・住まい・銀行・役所など、はじめての土地でつまずきやすいところを、自分の経験と現地の人脈で一つずつ解きほぐします。記事は「現地で実際にどうなのか」を等身大でお伝えします。ご相談は初回無料・日本語だけで完結します。

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